「借りぐらしのアリエッティ」で悪役を演じる家政婦ハルさん。
翔を部屋に閉じ込めるなり、小人のアリエッティ家族を追いかけ捕まえた挙句、駆除に回そうとするなど、視聴者からは「うざい」と嫌われるキャラクターです。
ハルさんが執念深く小人の捕獲に執着する理由や目的は何なのか?まとめてみたいと思います。
アリエッティにはハルさんという最恐の悪役がいます #コクリコ坂から pic.twitter.com/TrRFTzX01G
— 💮ウォーリー💮 (@redwhite_stripe) August 21, 2020




ハルさんが小人を捕まえる目的は、信念?
ハルさんは、家政婦ですが、翔の部屋の鍵をかけ、小人を捕まえてネズミ駆除業者に依頼するなど、嫌なキャラクターとして登場します。視聴者からすれば、かなりうざい存在として嫌われています・・。
非常に執念深い性格ですが、その目的は何なのでしょうか?
以前米林監督のインタビューで語られていたことには、ハルさんの目的は、ただ小人がいることを証明したいだけだったようです!
ハルさんは昔、小人をみたことがあったのですが、それを周囲に言っても誰にも信じてもらえませんでした。
長年小人をみたことを信じてもらえなかったハルさんは、どうにかして小人を捕まえ周囲にそれを証明したかったのです!!やり方は強引でしたが、ハルさんなりの信念だったのでしょうね。
- 業者を呼ぶ➡︎より多くの人にみてもらうため
- 駆除しても小人を殺してはダメ➡︎存在を広めたい
これらの行動がその心理を証明してるように思えます。
本当に消してやりたいと思っていたら、すぐに殺してしまうこともできましたが、そんなことはしていません。アリエッティの母親を捕まえ瓶に入れた際にも、ちゃんと穴を開けて息ができるようにしていました。
ハルさんは、承認欲求の強い人で、昔小人がいたことを信じてもらえなかったことがとても悲しく寂しかったのかもしれません。
ただ、翔の部屋の鍵をかけるのは少しやりすぎな気もしましたが・・・。「小人の存在」を信じるか、信じないかもこの物語の大きなテーマなので、ハルさんの行動も大きな意味があったのではないかと思います!
声優をつとめられた樹木希林さんのお声がとても上手なこともあり、うざさ加減は倍増していましたね〜!!
ハルさんの行動から見る作品のテーマとは
先ほどハルさんの「小人の存在を証明したい」という行動も、この作品の大きなテーマだと述べましたが、この作品のテーマは一体何なのでしょうか。それが、
- 細かいところまで工夫された小人の暮らし
- 小人の存在を信じるか、信じないか
- 小人界と人間界と動物界の関係
ではないかと思います。
細かいところまで工夫された小人の暮らし
まず注目すべきは小人の生活ぶりです。
生活するのに必要なものは、外に出て、人間界や自然界から「借りながら」生活しています。その工夫された生活ぶりはこの作品の見所です。
小人の存在を信じるか、信じないか
人間界では、小人を見たという人もいたが、実際に確信はなかったのです。「いたらいいな」と信じてドールハウスを用意する人間の優しい一面と、ハルさんのような、「見つけて証明したい」という強欲さの一面が、人間の心の中を映し出しているのが面白いです。
小人界と人間界と動物界の関係
「借りぐらし」とは泥棒なのか?だとしたら人間は、自然からどれだけのものを盗み、自分たちの生きる道具に、食糧にしているのか、ということを思い知らされます。
作品中の小人は、本当は自分たちの姿でもあるのではないかと考えさせられます。
うざいキャラクターが際立つ理由は声優にも
ハルさんのキャラクターが嫌な印象を与えることで、翔の純粋さやアリエッティとの良好な関係が際立ち物語は成り立っています。
物語を盛り上げているのが、ハルさんの声優をされた樹木希林さんの達者な演技力ではないでしょうか!ハルさんが物語をかき回してくれたおかげで、アリエッティは翔に対して助けを求め、人間を信頼することができたのです。あの一件がなかったら、アリエッティが翔から角砂糖を受け取ることはなかったかもしれません。
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最後に
家政婦ハルさんの行動の目的についてまとめてみました!
とっても嫌なキャラクターですが、話を盛り上げてくれた重要人物です!
ハルさんの行動は、ただ嫌がらせがしたかったわけではなく、少々強引でしたが純粋に「小人の存在を証明したかった」からこそのものでした。
是非映画を楽しむ際の参考にしてみてくださいね★
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